蓄電池はいくつかの種類があり、使用可能サイクルや用途、使用期間などの特徴に違いがあります。また、連結方式によって性能も異なるため、順番に見ていきましょう。
蓄電池の種類は4種類あり、使用可能サイクルや使い道に違いがあります。それぞれの蓄電池について紹介していきます。
まずは鉛蓄電池です。150年以上の歴史を持つ蓄電池ですが、いまだ主力として使われています。蓄電池の中でも高寿命ですが、使用後すぐに充電しないと悪くなるのが早まってしまうため注意が必要です。
非常用のバックアップ電源用や、車のバッテリーなどに使われます。使用サイクルは3,000回を超え、使用期間は17年となっています。
次にニッケル水素電池です。ニッケル水素電池は5年から7年の寿命しかなく、蓄電池の中で最も短い間しかもちません。また、高温の場所で使ったり、大電流充電により電池温度が上昇すると劣化が早まってしまったりといったこともあるので、注意が必要です。
ハイブリッドカーのバッテリーや鉄道の地上蓄電設備、乾電池タイプの蓄電池などに使われています。使用サイクルは2,000回ほどです。
リチウムイオン電池はノートパソコンや携帯電話などのモバイル機器に使われている蓄電池です。大容量化に向けての開発や長寿命化が進められています。ニッケル水素電池と同様に蓄電池の温度によって劣化が早くなるため、保存環境は重要です。
使用サイクルは3,500回から4,000回。使用期間は6年から10年ほどと、比較的高寿命な部類に入ります。
最後にNAS電池です。工場などの施設のバックアップ電源として活用されており、鉛蓄電池と同じような期間使用でき、従来の蓄電池の3分の1ほどの小ささといった特徴から、産業用の蓄電池として注目されています。
使用サイクルは4,500回ほどで、15年ほどの期間使用できるといわれています。しかしながら、作動温度を300度に維持する必要があるなど、安全面で考慮する必要があります。
次に連結方法の紹介です。蓄電池の連結方法による種類の違いがあります。連結方法は大別して2つ、スタンドアローン型と系統連系型です。それぞれ解説していきます。
まずスタンドアローン型は独立して動くタイプのものを指します。スタンドアローン型にはパワーコンディショナがついてなく、コンセントから充電。分電盤に接続するだけなので、工事もカンタンです。
しかしながら、太陽光発電で作った電力をためられないため、深夜電力の充電に使う形になります。
スタンドアローン型は系統連系型と比べると、容量が小さいです。ほかに、屋内屋外の両方のタイプがあり、価格も安いです。
系統連系型は、家の中のコンセントに電気が流れていくタイプです。電力会社の系統に直接蓄電システムを連結します。
パワーコンディショナがついており、システムの制御が高いレベルで可能。電力をムダなく使える蓄電池といえます。太陽光発電で発電した電力とつなげることが可能。スタンドアローン型と比べるとやや高めの価格で、屋外設置が基本となっています。
また、系統連系型は、さらに「単機能型」「ハイブリッド型」「トライブリッド型」に分類ができます。
単機能型はパワーコンディショナを内蔵。今使っている太陽光パネルに後付けが可能です。
蓄電池と太陽光パネルのパワーコンディショナが一体化しているものです。発電した電気を蓄電するのに効率が良く、電気の変換ロスも少ないのが特徴になります。
トライブリッド型とは、電気自動車への充電が可能なタイプで、太陽光発電、電気自動車、蓄電池の3つに必要なパワーコンディショナを一体化して効率良く電力を利用できます。
ハイブリッド型と同じく、電力変換ロスが少なく、停電時にはトライブリッド型蓄電池にためた電力と電気自動車にためた電力も使用できます。
関連ページ
施工実績数で選ぶ!
愛知の 施工 実績数 |
500件 (年間) |
創業 年数 |
2006年 |
保証 & 補償 |
公式サイトに記載なし |
保証&補償で選ぶ!
愛知の 施工 実績数 |
公式サイトに記載なし |
創業 年数 |
2015年 |
保証 & 補償 |
工事保証15年、 自然災害補償10年 |
※2021年1月29日時点で、「蓄電池 愛知」でgoogle検索した際に上位表示される愛知の蓄電池業者18社の中から、「愛知での蓄電池施工実績数」「創業年数」「蓄電池の保証&補償年数」それぞれにおける、No.1企業を選定。