愛知県の蓄電池導入のメリットとデメリットを紹介します。蓄電池の導入メリットは、電気代に関して得になり、有事の際に重要な役割を果たすということです。一方、デメリットは初期費用が高いことと、寿命を考えなければいけないことなど、いくつかあります。メリットとデメリットを順に見ていきましょう。
電気を貯蓄するシステムである蓄電池。家庭で導入する際に知りたいメリットを紹介していきます。
メリットの一つ目は電気代を削減できることです。電力会社との契約で電気代のプランを深夜に安いものに、日中高いものにすることで、深夜、蓄電池に電気をため、日中にためた電気を使えば、効率的に電気代が削減できます。
また、太陽光発電を導入しているのなら、昼間の高い電気代のときにパネルで発電した電気を利用するのもメリットになります。昼間の余剰電力を蓄電池にためて、ほかの時間帯に使うことで昼間の高い電気を使う必要がありません。
たとえば、蓄電池があれば台風や地震の際、停電が起きるようなことがあっても、電気が使用できます。蓄電池の種類によりますが、充電完了状態の蓄電池7.4kWhなら、テレビ、パソコン、冷蔵庫など、普段使用している電化製品が同時に12時間使用可能です。
蓄電池は製品によって2つの型にわかれており、1つは全負荷型、もう1つは特定負荷型になります。
全負荷型は停電時、すべての家の電気を蓄電池でまかなえます。対して、特定負荷型は前もって設定した場所にしか蓄電池から電気が供給されません。この特定負荷型は、蓄電池を設置するときに、どの配線に電気を流すかを事前に決めておく必要があります。
停電の際、すべての部屋に電気を通す必要がなければ、特定負荷型のほうが全負荷型より価格が安くなります。それは、すべての部屋の電気を補えば、その分、電気を使うことになるためです。それに応じて蓄電池の容量も大きくなり、蓄電池本体の価格も高くなるため、使い分けることが、よりメリットにつながります。
蓄電池のメリットとして、太陽光発電を設置したあと10年以内であれば、高いお金で買い取ってもらえます。10年経ったあとなら、電気を蓄電池にためて使ったほうが電気代を削減できるメリットがあります。蓄電池の電気を売るよりも、日中電気を買う方が、費用がかかるためです。蓄電池にためた電気を使ったほうが良いでしょう。
そのほかにも、蓄電池があれば、電力が1番使われる時間帯である13時から16時までの電力需要のピークを避けることが可能です。蓄電池を効果的に使えば、電力会社の負担を減らすことができ、貢献できるメリットがあります。
メリットだけでなく、デメリットもある蓄電池。導入する際にどのような点がデメリットになり得るか、紹介していきます。
蓄電池のデメリットとして、まずあげられるのは初期費用が高いことです。その機器により差がありますが、一般的な家庭に導入される蓄電池は容量4から8kWhほどのものが多く、費用は150万円から250万円ほどになるでしょう。
決して安くはない設置費用のため、蓄電池を導入しても元は取れるかなど、心配もあります。これは各家庭のライフサイクルによって変わるため、導入したほうが経済的にお得とは言い切れないです。
しかしながら、初期費用をおさえるには、補助金を利用する手もありますので、業者と相談してプランニングしてみてもよいでしょう。
次のデメリットは、蓄電池の寿命についてです。10年から15年ほどが蓄電池の寿命といわれており、使用する環境や使用頻度などにより、蓄電池の劣化も早まることがあります。極端に熱い環境で使用すれば劣化が早まることもある、スマートフォンやパソコンと同じ考えになります。
また、蓄電池のサイクルは寿命に直結します。蓄電池がゼロの状態から充電をおこなって完全充電になったあと、またゼロになるまで使用して1サイクルです。蓄電池の主流のリチウムイオン電池の寿命は6,000サイクルから12,000サイクルの間が多いため、サイクルも考慮した上で導入することがおすすめです。
蓄電池の設置スペースもデメリットになるでしょう。蓄電池は屋外と屋内のどちらかに設置することになります。大きさは、幅が約80cm、奥行が約40cm、高さが約100cm、エアコン室外機1、2台分といったところですが、室内に置くならそのスペースの確保が必要になります。
また、室内に置く場合は多少の音もしますし、高温や低温にならない結露しない場所に設置することが望まれるなど、事前に準備は必要になります。
そのほかには、蓄電池の容量が決まっていることがあります。蓄電池といっても無限に電気を蓄えられるわけではないため、非常時に電気を使おうとして足りないこともありえます。残量などに注意しながらためた電気をつかうことが必要になってくる点は、慣れるまではデメリットに感じるでしょう。
蓄電池を導入する際は、メリットとデメリットをくらべることで、自分の家に必要なものかどうかがわかるでしょう。また、費用面での計算をしっかりとおこなうことで、メリットかデメリットか、よりわかるはずです。
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